Interview 06

前職で設備の設計や保全業務を行っており、釣具メーカーの工場で金属加工を行うための設備などを3年ほど担当していました。ただ、従業員の数が少なかったため、いろいろなエンジニアと意見を交換しながら自分を高められる環境に身を置きたいと思い、転職を意識するようになりました。
当社のことは転職活動をスタートさせてから初めて知りました。ホームページなどを確認しても貴金属のリサイクル業の流れなどが想像できず、実際にどういう設備を使っているのかはあまりイメージできていませんでした。ただ、面談などを通じて業務内容を詳しくお聞きしたところ、さまざまな知見を持った技術者たちが活躍しており、まさに自分が求めていた環境そのものだと感じて興味を持ちました。周りのエンジニアと切磋琢磨しながら、自分自身を高めていけるところに魅力を感じたのが入社の一番の決め手でしたね。

現在、マレーシアの工場で使用する設備の立ち上げを担当しています。このプロジェクトでは、基板の端材から付着している希少金属を回収する新しい設備の稼働を目指しています。現在、月に1回程度の頻度で現地に出張しながら、プロジェクトを進めています。
工場内に設置する機械の選定、設備の設計、処理プロセスを実現するための検討などを行ったうえで、現地マレーシアの業者に必要な設備の製造や施工などを依頼。出張時には、施工状況や作業の進捗などを確認したり、詳細な打ち合わせをしたりしています。苦労するのは現地業者とのコミュニケーションですね。基本的にやり取りは英語ですが、特に技術的な部分で間違いが起こらないように細心の注意を払っています。
これまでの仕事で特に印象深いのは、お客さまの工場内に導入する設備をはじめて手がけた時のことです。設備の設計から現場での据付工事まで、スケジュール管理を含めてすべて自分で担当し、完成を見届けた時には大きな達成感を味わえました。自分が携わったものが実際にうまく稼働しているのを見届けられるのがこの仕事の一番のやりがいだと思います。

私が所属する生産技術部には、いろいろな分野の専門知識を持った人が在籍しています。当社を選んだ一番の理由でもありますが、周りにその道のスペシャリストたちがたくさんいる環境で、良い刺激を受けながら働けるのが何よりの魅力だと改めて感じています。
働き方の面では、週休3日モデルが導入されているのが特徴です。私自身、慣れるまでに少し時間がかかりましたが、プライベートの時間を確保しやすいだけでなく、自分のペースでより業務に集中できる環境をつくることができます。自分の工夫で働き方を自由に改善していけるのが良いところだと思います。
今後は、今まさにマレーシアで手がけている設備以外にも、幅広い設備に携わっていければと思っています。日本全国で人手不足が叫ばれるなかで、ロボットなどを活用した工場の自動化などにも挑戦していきたいです。